中国の「銅印経巻」とは
世界初の本格的な印刷術が生まれたのは、中国の唐朝時代でした。その中でも、世界最古の印刷物は「銅印経巻(とういんきょうかん)」とされています。
「銅印経巻」とは、杭州の白雲寺に収蔵されている、銅版で印刷された仏教経典のこと。なんと、その印刷年代は、868年とされています。
印刷の歴史と「銅印経巻」の意義
印刷は、紀元前3000年頃のメソポタミア文明時代から始まりました。最初は、文字を刻んだクレイの板に墨を塗って印刷する「版木印刷」と呼ばれる方法が使われていました。
しかし、銅印経巻が生まれる以前、印刷技術はほとんど進んでおらず、手書きによる写本が主流でした。そのため、銅印経巻が登場したことにより、書写から解放され、大量に印刷を行うことができるようになりました。
さらに、銅印経巻には、当時としては画期的な特徴がありました。それは、「大きな一枚の銅版」を使って印刷していた点です。これにより、一つのページに多くの文字を印刷することができ、大量生産に向けた適切な技術革新を促すことに繋がりました。
まとめ
「銅印経巻」という中国の経典は、世界で最も古い印刷物として有名です。その登場により、書写から解放され、大量生産が可能となったことは、印刷技術の発展に大きな影響を与えました。
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