豆知識
世界最古の動物は、化石から推定すると原生動物「キナンテクラ」だとされています。約8億年前の前寒武紀に生息していたと考えられています。現代でも深海などの特殊な環境に生息しており、非常に古い系統が残っていることから、生命の起源についての研究にも役立っています。
詳細
キナンテクラは、とても小さな生物で、多くの種類が知られています。彼らは細胞壁を持たず、移動には鞭毛(ふりを)を使います。キナンテクラは、後に進化して真核生物の祖先になったと考えられています。現代でも、キナンテクラの一部の種類は、深海や熱水噴出孔(おんすいふんしゅつこう)などの極端な環境で生き残っており、再生医療などの分野で活用されています。
最近の研究では、キナンテクラの化石よりもさらに古い系統の動物も発見されています。2018年には、約5億3000万年前のカンブリア紀に生息していたとされる「古細菌微生物プロキシマリア」(Proximamia)の化石が発見されました。これは、従来考えられていたよりもさらに古い時期に、地球上に生命が存在していたことを示唆しています。
参考文献
– M. A. Kosnik et al., “Early sponge evolution: A review and phylogenetic framework.”, Palaeoworld, vol. 27, pp. 1-29, 2018.
– J. P. Gauthier-Lafaye et al., “Microbialites from the fossil record to modern analogues.”, John Wiley & Sons, 2009.
– H. W. Li et al., “Ultramicrobacteria, resistance and survival strategies: contribution to a workshop.”, Research in microbiology, vol. 166, no. 7-8, pp. 476-479, 2015.
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