進化の歴史
クラゲは、古代共生生物である放散虫が進化したものと言われています。放散虫は、微小な有機物を摂取する生物で、その多くが単細胞生物です。
放散虫が進化して、クラゲのような多細胞生物になるには、多くの適応が必要でした。その中でも、特に重要な進化は3つあります。
1つ目は、体の自由度が高くなったこと。クラゲは、体を自由自在に動かすことができ、行動の幅が広くなりました。2つ目は、口と消化管を持つようになったこと。これにより、より大きな食べ物を摂取できるようになりました。3つ目は、触手を持つようになったこと。触手を使って獲物を狙い、防御することができるようになりました。
浮遊する秘密
クラゲが水中で浮遊するのに必要なものは、較正筋(きょうせいきん)と呼ばれる筋肉です。較正筋は、クラゲの傘状部分を締め付け、水を排出することで浮上します。逆に較正筋を緩めることで、クラゲは水圧に任せて下がっていきます。
致死的な毒
クラゲは、触手に毒を持っています。一部の種類のクラゲは、触れるだけで非常に痛い被害を与えますが、中には致命的な毒を持つものもあります。オーストラリアに生息するイロワケイソギンチャクは、人間を含めた多くの生物に致命的な毒を持っています。
クラゲの毒には、主に2種類あります。1つ目は、皮膚に接触すると痛みを引き起こすもので、その成分はアクチノグロシドと呼ばれ、タイマイシンという化学物質です。2つ目は、神経毒であるため、神経を麻痺させたり、呼吸が困難になるなどの症状を引き起こすもので、その成分はタウロドトキシンと呼ばれます。
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