科学的な要因
鳥肌とは、寒いときや恐怖を感じたときに皮膚の表面に現れる小さなイボ状の凸起である。人間の身体の表面には、毛細血管と呼ばれる細い血管が通っており、この血管には自律神経が支配している。自律神経は、体温調節や血圧の調節などを行う重要な働きを持った神経である。
恐怖や寒さを感じると、自律神経が興奮し、毛細血管の周りの筋肉が収縮して、血管を細くする。そうすることで、体の表面に過度な熱の流出を防いだり、内部の温度を保とうとする仕組みが始まる。このとき、毛根の周りにある筋肉も同時に収縮し、毛が立ち上がる。この現象を「毛立ち反応」という。
この筋肉の収縮により、毛穴の周りの皮膚が突起して鳥肌ができるのである。
進化的な要因
鳥肌は、進化の過程で人間の体に残された特徴である。恐怖を感じたときに身体を守るため、筋肉の収縮によって体毛を立てる能力が発達したため、現在の鳥肌ができるメカニズムが生まれたのだと考えられている。
また、鳥肌によって毛の立っている箇所から熱が多く放出されるため、暑い時には逆に熱を逃がす役割を持つとされている。
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