日本の1964年東京オリンピックで、初めてマラソン競技が42.195kmに設定された理由

背景

オリンピックにおいてマラソン競技が行われるようになったのは、1896年のアテネ大会からである。当初はロンドンからウィンザー城への約40kmを走った「ウィンザー・キャッスルホース・マラソン」と同じ距離の約40kmで競技が行われたが、1921年に国際陸上競技連盟(IAAF)が開催する国際大会のマラソン競技の距離を42.195kmに設定することを決定した。

設定の理由

当初は約40kmで行われていたマラソン競技だったが、1908年のロンドンオリンピックでは、スタート地点からゴールまでの距離が42.195kmとなり、この距離が公式に認められるようになった。なぜこの距離に設定されたかというと、当時のロンドン市内の風紀を治める警察が、スタート地点からウィンザー城までの距離を測定する時に、正確な測定ができなかったため、コースの途中であるウィンザー城からスタート地点に向かって追加することによって、正確な距離に近づけたという説がある。

日本の1964年東京オリンピックでの42.195km設定

日本では、1964年の東京オリンピックでマラソン競技が行われることになったが、当初は約20kmで設定される予定だった。しかし、東京五輪において、全種目の観客動員数が目標に届かない状況になり、開催費用の回収も見込めなくなった。そこで、開催地点として名古屋から東京までの距離が調べられたところ、42.195kmになることが分かり、急遽この距離で行われることになったという。

つまり、日本での42.195km設定は、公式ルールではなく、開催費用の回収が目的で設定されたものなのである。


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