ピカソの絵画では“アリババの洞窟”が使われている

背景に使われた洞窟の由来

1899年、20歳のパブロ・ピカソは、パリ国立装飾美術学校に入学しました。そこで彼が制作した最初の絵画のうちの1つが、「アリババの洞窟」のタイトルでした。

“アリババの洞窟”は、アラビアン・ナイトの物語から着想を得たもので、その背景に描かれた洞窟はスペイン、カスティーリャ・ラ・マンチャ州にある、モラタラの洞窟をモデルとしています。

この洞窟は、洞窟壁に描かれた鮮やかで美しい絵画で有名です。ピカソは、この洞窟の絵画を見たときに、その美しさに魅了され、自分の絵画に取り入れることを決めました。

ピカソが得た影響

ピカソにとって、アリババの洞窟の絵画は、抽象化された形や色彩を採用することで、非日常的で幻想的な空間を表現するきっかけとなりました。

後に、ピカソがキュビズム運動を始めた際にも、アリババの洞窟の影響が顕著に現れました。キュビズムとは、主観的な観点から、立体を2次元の平面に描き出す手法であるため、ピカソがアリババの洞窟を描いたときと同様に、複数の角度から物体を捉えることを目的としていました。

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