袋とじとは?
袋とじとは、本のページを二つ折りにして、中央部分を糊付けして封筒のように封じる製本の方法のことを指します。
由来
袋とじの由来は、江戸時代からあった「経籍装裱(きょうせきそうほう)」という製本法からきています。当時、応仁の乱で焼失した書物を、都の古老が高価な材料で丁寧に複製し、保存・伝承していました。
この製本法では、綴じ合わせた紙の外側を筆で黒く塗り、その上に漆で硬化した紐を引き、最後に他の紙で縦横に貼り合せることで仕上げました。
しかしこの方法では、書物を開閉するたびに硬化した紐が切れたり、紙が裂けたりといった問題がありました。
そこで、発明されたのが袋とじです。中央に一箇所糊付けしただけで、紐を使わずに丈夫な書籍を製本できる方法だったのです。
現代での利用
現代では、ページを柔らかめに仕上げることが可能な印刷方法(オフセット印刷)が主流となっています。そのため、袋とじは外見の美しさや丈夫さを求める本、雑誌などで採用されています。
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