はじまりは鯛パイ
日本で有名なスイーツの一つ「うなぎパイ」。その名前からも想像できるように、鰻をイメージした形状のパイで、中には甘いクリームが入っています。しかし、この「うなぎパイ」が初めて作られたときは、「鯛パイ」という名前だったと言われています。
なぜ鰻ではなく鯛なのか?
「鯛パイ」が初めて作られたのは、明治時代の終わり頃、東京の銀座にある和洋菓子店、松屋が販売したのが最初です。当時、銀座は高級なお店が多く、松屋もその中でも特に有名でした。そんな松屋が、開店20周年を迎えた際に新しい商品を開発することになりました。
当時はまだ「鰻パイ」という商品は存在せず、松屋は店主自らが考案した「鯛パイ」を発売しました。鯛の形をしたパイに、中にはスイートポテト風のクリームを入れたものだったそうです。
鯛パイからうなぎパイへ
その後、松屋の「鯛パイ」は大変な人気を博し、松屋を代表する商品の一つとなりました。しかし、第二次世界大戦中に松屋の店舗は全焼。そのため、多くの商品が失われてしまいました。その中には「鯛パイ」も含まれていました。
戦後、松屋は再建を果たし、商品開発を再開しました。その中で、当時の社長が「鯛パイ」を復活させることを決定。しかし、鯛はとても高価な食材であったため、代替品を考えることになりました。すると、社長が「うなぎも形が似ているし、味も美味しい」と提案し、現在の「うなぎパイ」が誕生したのです。
まとめ
こうして、日本で親しまれている「うなぎパイ」は、初めは「鯛パイ」として生まれました。一度は失われることになりましたが、その後の復活によって、さらなる人気を獲得しました。今では全国的に知られ、多くの人から愛されています。
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