豆知識・雑学

タピオカの起源

タピオカは現在、世界中で人気のある飲み物のトッピングとして知られていますが、実はタピオカ自体は飲み物のトッピングとして使われるよりもはるか昔から食品として存在していました。

タピオカは、南米のカッサバという植物の根から作られるデンプンの粉です。カッサバは主にブラジルやコロンビアで栽培されており、そのデンプンは収穫後に取り出され、加工されます。

タピオカの起源は、16世紀のブラジルにさかのぼります。当時、ポルトガル人によって奴隷貿易が行われており、奴隷たちはカッサバのデンプンを使用して食事をしていました。カッサバのデンプンは長期保存が可能で、栄養価も高いため、奴隷たちの間で重要な食品となっていました。その後、タピオカはポルトガルや他のヨーロッパ諸国にも広まり、現在のような飲み物のトッピングとして人気が高まっていきました。

コバルトブルーの由来

コバルトブルーという色は美しい青色であり、絵具や陶器などの作品に使われることがありますが、その色の名前の由来はどこから来ているのでしょうか。

コバルトブルーは、元素「コバルト」と酸素を結合させることで作られます。コバルトは金属元素の一種であり、鮮やかな青色の化合物を作ることができます。

コバルトブルーの名前の由来は、コバルトがドイツ語で「クラブト」(Kobald)と呼ばれていたことにあります。ドイツの鉱山で金を掘り当てる際に、作業員たちはコバルト鉱石を避けていました。なぜなら、この鉱石は金のように見えることがあり、作業員たちを惑わせるからです。

そのため、作業員たちはコバルト鉱石を妖精の仕業だと信じていました。この妖精は鉱石を金に変えると伝えられ、その鉱石を「クラブト」と呼んでいました。そして、その「クラブト」が鮮やかな青色をしていることから、後にこの青色を「コバルトブルー」と呼ぶようになったのです。