空港の滑走路の番号には何か意味があるの?

滑走路番号の意味

空港の滑走路には、一見ランダムなように見える番号が付けられていますが、実はこれには特別な意味があります。

滑走路の番号は、その滑走路が南北方向または東西方向に伸びているかを示しています。

例えば、滑走路が北から南へ伸びている場合、その滑走路の番号は100以上の数字で表されます。

一方、滑走路が東から西へ伸びている場合、その滑走路の番号は10以上100未満の数字で表されます。

滑走路が斜め方向に伸びている場合など、他の方向を持つ滑走路には、それに合わせた番号が付けられます。

エンドナンバー

滑走路には、番号が付いている最も遠い側を「エンド」と呼びます。

エンドには左側(L)と右側(R)の表記があり、それぞれのエンドはそれぞれの方向に対応しています。

例えば、滑走路31Lと31Rは、同じ滑走路のエンドである31に対して、左右からのアプローチを表しています。

滑走路方位磁針

滑走路の方角は、方位磁針に基づいて決定されます。

方位磁針は磁力計を使用して地磁気方向を測定し、真北からの角度を表しています。

滑走路番号は、滑走路方位磁針から10度刻みで付けられます。

例えば、滑走路が方位磁針から134度の方向に伸びている場合、その滑走路の番号は13となります。

したがって、空港の滑走路番号は、滑走路の方向や位置を特定するために使用される重要な情報であり、航空機のパイロットや管制官が滑走路を正確に識別するために利用されています。


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