豆知識・雑学

タピオカの由来

タピオカとは、タピオカパールとも呼ばれる食品のことです。現在は多くの人に愛されるバブルティーの中に入っている黒いボール状のものを指しますが、実はタピオカはもともと台湾で生まれたお菓子です。

タピオカはキャッサバという植物の根茎から取れるでんぷんを原料に作られます。キャッサバは熱帯地方で多く栽培されており、その栽培量は芋やトウモロコシに次いで世界で3番目に多いと言われています。

タピオカパール状の形状は、キャッサバから抽出されたでんぷんを加熱し、固めて作られます。元々、タピオカは台湾で保存期間が長い食品として利用されていましたが、後に飲料のトッピングとして広まりました。

ちょっとした歴史

タピオカは1960年代にアジアの一部の国々で流行し始めましたが、長らく忘れられていました。しかし、2000年代に入ってからはタピオカを使った飲料が再びブームとなり、世界各地に広まりました。

特に、台湾発祥のバブルティー（珍珠奶茶）が大ヒットし、タピオカの需要が急激に増えました。その後、バブルティーブームはアジアだけでなく、ヨーロッパやアメリカへも広がりました。

2020年現在もタピオカは人気のある食品であり、新しい味やバリエーションが次々と生まれています。