古代中国での発見
紅茶は、紀元前3,000年頃に中国で偶然発見されました。ある伝説によると、中国の皇帝である神農帝がお湯を沸かしている最中に、風が吹いて近くの茶の木の葉がお湯に飛び込んだことがきっかけでした。
この偶然の発見から、神農帝はお茶を飲むことが健康に良いと気付き、紅茶の起源が始まりました。
中国から世界へ
中国では、紅茶は医療目的で使用されていました。その後、7世紀になると唐の時代になり、紅茶は宮廷文化の一部となりました。
15世紀には、中国の明朝時代の皇帝である明太祖が紅茶を好んだことで、中国の紅茶が外国にも広まるきっかけとなりました。
イギリスでの紅茶ブーム
紅茶がイギリスで広まり、特に17世紀に入るとイギリスの上流階級で一大ブームとなりました。イギリス東インド会社が中国から大量に紅茶を輸入し、紅茶は高級品として扱われるようになりました。
イギリスでは、紅茶を紅茶葉だけでなく、ミルクや砂糖を加えて飲む習慣が広まりました。このスタイルは「イギリス式紅茶」として知られるようになりました。
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