アレンジメント花や切り花の持ちが良くなる豆知識
花を水に生ける際、長い茎の一部をナイフやハサミで斜めに切ると良いと言われていますが、その理由は花の吸水力が高まるからです。
花の茎の断面には、水をより効果的に吸い上げるための吸水管が存在します。茎を斜めに切ることで、より多くの吸水管が水に浸ることができ、花は水を効率よく取り込むことができるようになります。
お湯を使うことで切り花の吸水力が高まる
さらに、お湯を使うことで切り花の吸水力をさらに高めることができます。
お湯を使用することで、茎の吸水管が拡がり、吸水力が増加します。特にお湯の温度が38〜40℃程度の場合、花の持ちがより良くなると言われています。
ただし、お湯を使用する場合は、先ほどの茎の斜めカットを行った後に、お湯に茎を一瞬つけてから生けるようにしましょう。花の茎が直接お湯に触れる時間をできるだけ短くし、茎の表面が傷ついたり枯れたりするのを防ぐためです。
切り花は水をこまめに替える
切り花には、茎の中に含まれるバクテリアや雑菌が繁殖することがあります。これらの微生物が繁殖すると、花の寿命が短くなります。
切り花の水をこまめに替えることで、バクテリアや雑菌の繁殖を抑えることができます。また、水を替える際には、花の茎を再度斜めにカットするのも効果的です。
切り花を長持ちさせるためには、定期的な水替えと茎の斜めカットを行うことが大切です。
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