人間の体内に存在する微生物の数は、細胞の数の10倍以上！

微生物とは

微生物（びせいぶつ）とは、肉眼では見ることができないほど小さな生物の総称です。主に細菌、真菌、ウイルスの3つに分類されます。

人間の体内には、さまざまな微生物が存在しています。特に腸内には多種多様な微生物が生息しており、これを腸内フローラと呼びます。

一般に、人間の体内には細胞の数が約37兆個存在します。しかし驚くことに、体内に存在する微生物の数は、この細胞の数の10倍以上もあると言われています。

腸内フローラだけでも約1000種類以上の微生物が生息しており、その総数は数兆個にも及ぶとされています。

微生物は、人間の体内においてさまざまな役割を果たしています。例えば、腸内の微生物は食物の消化や免疫機能の調整に関与しています。

また、微生物は病原菌として働くこともありますが、健康な状態では正常なバランスが保たれています。

微生物は地球上で最も古く、最も多様な生物群です。地球上のあらゆる生態系において、微生物の存在が重要な役割を果たしています。

例えば、微生物は地球上の酸素の生成を担っており、また、土壌の栄養素の循環にも関与しています。

また、微生物は医薬品の製造や食品の加工、環境浄化など、人間の生活にも密接に関わっています。