ピカソの絵画を盗んだブラックレディ
パブロ・ピカソは20世紀を代表する画家であり、その作品は数億円以上の価値があることもあります。彼が生み出した芸術作品は、芸術界に多大な影響を与えています。
しかし、ピカソの絵画が実際に盗まれたことをご存知でしょうか?この事件は、美術史上に残る有名な盗難事件として知られています。
盗まれた絵画:「ギャランティーンの顔」
ピカソの絵画「ギャランティーンの顔」は、彼の代表作の一つとして知られています。この作品は1925年に制作され、テート・モダン美術館に所蔵されていました。
そして、2012年に突如としてこの絵画が美術館から盗まれるという事件が発生しました。盗まれた絵画の価値は約700万ポンド(約10億円)であり、その存在が世界中で大きな話題となりました。
盗難犯:ブラックレディ
さて、この盗難事件の犯人として逮捕されたのは、通称「ブラックレディ」と呼ばれる女性です。彼女の本名はキモネラス・ゴンサレス・ドゥルティといい、チリの出身でした。
彼女はピカソの絵画を舞台にした複数の盗難事件に関与しており、その中で最も注目されたのが「ギャランティーンの顔」の盗難です。彼女は美術館のセキュリティをかいくぐり、絵画をスリングバッグに隠して持ち出しました。
絵画の行方とブラックレディの裁判
盗まれた絵画は、販売されることなく数日後に発見されました。それにも関わらず、この事件は世界中の報道機関によって大々的に報じられました。
ブラックレディは盗難の罪で逮捕され、裁判にかけられました。彼女は有罪判決を受け、6年間の刑務所での服役を命じられました。
ところが、この刑務所での服役中にブラックレディは脳腫瘍を患い、治療のために仮釈放されました。その後、彼女は絵画泥棒としての過去を振り切り、模範市民として生活しているとされています。
結論
このピカソの絵画盗難事件は、芸術作品の価値やその悪名高い犯人によって世界中で注目を浴びました。しかし、絵画は無事に返還され、ブラックレディも刑務所での服役を経て再スタートを切ったとされています。
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