月と地球の距離についての豆知識

地球と月の距離は変動する

皆さんは月と地球の距離が一定であると思っているかもしれませんが、実際には変動しています。地球と月の距離は、月が地球を周回する楕円軌道の中で最も近い時と遠い時で約42万9000kmもの違いがあります。

最も近い時:月が地球に接近する「近地点」

月が地球に最も接近するポイントを「近地点」と呼びます。この時、地球と月の距離は約36万4000km程度で、地球から見ると月はより大きく見えます。近地点の位置は地球の位置によって変動し、約27.3日ごとに訪れます。

最も遠い時:月が地球から遠ざかる「遠地点」

月が地球から最も遠ざかるポイントを「遠地点」と呼びます。この時、地球と月の距離は約38万9000km程度で、地球から見ると月は小さく見えます。遠地点も近地点同様に地球の位置によって変動し、約27.3日ごとに訪れます。

影響を受ける潮汐の差

月と地球の距離が変化することで、潮汐にも影響が出ます。月の引力が大きくなる近地点では、潮の満ち引きがより大きくなります。一方、遠地点では潮の満ち引きがより小さくなります。このような潮汐の差は、漁業や航行などの人々の生活にも影響を与えています。

地球と月の距離はゴールデンレトリバーの散歩に換算すると約10,000万回分

地球と月の距離は概ね38万5000km程度ですが、これを一般的なゴールデンレトリバーの散歩距離である約4kmで割ると約10,000万回分に相当します。つまり、ゴールデンレトリバーの仮想的な散歩コースを10,000万回周回することで、月と地球の距離を一周することができるということです。

このように、月と地球の距離は一定ではなく、地球の位置や楕円軌道の影響によって変動しています。そして、この距離の変化が潮汐や地球の景色を変えるなど、私たちの生活にもさまざまな影響を与えるのです。


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