国際宇宙ステーション(ISS)の豆知識

1. ISSの建設には16カ国が参加

国際宇宙ステーション（International Space Station, ISS）は、アメリカ、ロシア、カナダ、欧州宇宙機関（ESA）、日本など、計16カ国が参加して建設されました。

ISSは地球を約90分で一周する軌道を持っています。このため、1日に約16回もの太陽の出と入りが起こります。

ISSの重さは約420トンにもなります。これは約12,000のベースボールの重さに相当します。

ISSでの長期滞在中、宇宙飛行士は骨や筋肉の密度が低下するという問題があります。これを防ぐために、宇宙飛行士は特別な運動プログラムを行っています。

ISSは2000年に最初の常駐クルーが滞在し始めて以来、常に人が滞在しています。宇宙飛行士たちは数ヶ月から1年以上もISSで過ごすことがあります。

ISSの内部は、地球の重力状態とは異なるため、壁や床に手すりなどを設置しています。これにより、宇宙飛行士が自由に移動できるようになっています。

ISSは大気圏に存在しているため、大気中の摩擦により徐々に減速します。そのため、定期的にスラスターを使用して速度を補正する必要があります。

ISSは太陽電池パネルを使用して電力を供給しています。これらのパネルは、太陽エネルギーを直接電力に変換する仕組みを備えています。

ISSは宇宙飛行士を宇宙線から守る役割も果たしています。ISSの外部壁は厚く作られており、宇宙飛行士の健康を保つためのシールドとなっています。

ISSでは、生命科学、物理学、化学、天文学など、さまざまな分野の研究が行われています。これにより、宇宙での生活や地球の環境に関する新たな知見が得られることを期待されています。