舌の上の味覚は実は存在しない

舌の表面には「味蕾（みらい）」がある

私たちはよく「舌の表面には甘味、酸味、塩味、苦味の味覚を感じる箇所がある」と聞きますが、実はこれは誤解です。

舌の表面には味覚を感じるための細胞が存在し、これを「味蕾（みらい）」と呼びます。

4つの味覚は全ての箇所で感じることができる

驚くことに、人の舌の表面には甘味、酸味、塩味、苦味の味蕾が全て存在します。つまり、舌のどの部分でもこれらの味を感じることができるのです。

舌の地図は実は誤り

しかし、私たちが学校で習った「舌の地図」というものは実は誤っています。この地図は、舌の異なる箇所で異なる味覚を感じるという説に基づいています。しかし、この説は20世紀初頭の誤った研究に基づいたものであり、現在では否定されています。

味覚は舌の他にも存在する

舌以外の場所でも、味覚を感じることができます。実は、味覚は口の中全体や喉、下痢門、食道にも存在しています。これらの場所でも、人間は甘味、酸味、塩味、苦味を感じることができるのです。

以上が舌の上の味覚に関する豆知識でした。実際のところ、私たちは舌の表面にある味覚細胞を通じて、口の中全体で味を感じているのです。