晴れた日にも雨雲が見えることがある
晴れた日には、どんなに快晴でも時折遠くに雨雲が見えることがあります。これは「遠見」という現象で、大気中の水蒸気が遠くに存在する雨雲の粒子に当たって散乱されることによるものです。
遠見によって、雨雲の存在を目視できるだけでなく、その移動の速度や方向を予測することも可能です。特に高所からの視点であれば、より広範囲の雨雲を観察することができます。
夜空の星が光る仕組み
夜空の星は、私たちの周りに存在する数十億光年もの距離にある恒星ですが、なぜ光って見えるのでしょうか。実は、星は自ら光を発するのではなく、光を放射している他の星や物体からの光が私たちの目に届いているのです。
この光の旅は非常に長いもので、恒星が発した光が私たちの目に届くまでには数十年から数百万年以上かかることもあります。したがって、私たちが見ている星の姿は、実際のその星の現在の状態ではなく、過去の状態を見ているとも言えるのです。
海の中でも太陽が見える
海の中に潜ると、水面からの光が徐々に減少し、暗くなっていきますが、それでも水中にいると太陽が見えることがあります。これは、水の屈折(くっせつ)によるものです。
水中では、光が水との境界面に当たると屈折(光の伝播の方向を変える現象)が起こります。この屈折によって、太陽の光は水中に入り込んでくるため、波のような模様の太陽光が見えるのです。また、水質や天候の影響により太陽の形や明るさが異なることもあります。
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