雑学:クレムリンの鐘塔

クレムリンの鐘塔

ロシアの首都モスクワにあるクレムリンは、歴史的な城塞であり政治的な中心地です。クレムリン内には多くの建物がありますが、特に有名なのは「クレムリンの鐘塔」です。

世界最大の鐘:ツァーリ・コロコル

クレムリンの鐘塔の中でも最も有名なのは、17世紀に作られた「ツァーリ・コロコル」という巨大な鐘です。この鐘は直径6.6メートル、高さは6.14メートルあり、230トンもの重さを持っています。

しかし、残念ながらこの巨大な鐘は実際に使われたことはありません。鐘をつくための専用の塔も建てられたのですが、鐘が完成した直後に火災が発生し、鐘は塔から外されてそのままクレムリンの敷地内に放置されることとなりました。

巨大な亀裂と鐘の足跡

ツァーリ・コロコルは鐘の本体のみでなく、鐘を運ぶための巨大な木製の装置も含まれていました。しかし、この装置も火災で破損し、現在はクレムリンの敷地内に展示されています。

また、ツァーリ・コロコルの鐘自体には、大きな亀裂があります。伝説によれば、鐘が火災の中で崩れ落ちた際に亀裂が入ったと言われています。しかしながら、鐘はかつて一度だけ崩れ落ちたことがあり、その際にできた亀裂は今も見ることができます。

ツァーリ・コロコルの鐘の役割

ツァーリ・コロコルは現在は火災の後、博物館として一般公開されています。観光客はクレムリンを訪れた際に、この巨大な鐘を見学することができます。

また、ツァーリ・コロコルはロシアの歴史と文化の象徴として、国内外で非常に有名です。この鐘はロシアの国家の重要な遺産の一部とされ、国内外から多くの人々が訪れる観光名所となっています。


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