世界最古の大学はモロッコの「カラウィン大学」

起源

カラウィン大学は、モロッコのフェズに位置するアラビア語で教育を提供する大学であり、世界最古の現存する大学として知られています。カラウィン大学は、859年にチュニジア出身の女性ファーティマ・アル=フィフリヤによって設立されました。

学問の中心地

カラウィン大学は初めフェズのモスク内に設立されましたが、のちに独立した教育機関となりました。中世イスラム社会において、カラウィン大学はイスラム文化の中心地となり、学者や学生が集まる場所として非常に重要な存在でした。また、アラビア語やイスラム法、数学、哲学、医学などの教育が行われ、多くの学問分野が盛んに研究されました。

建物と図書館

カラウィン大学は、その美しい建築様式でも知られています。特に、14世紀に建てられたアル-クラウイヤ語学校や、20世紀に建てられたアル=キラワニーヌ図書館は見所の一つです。アル=キラワニーヌ図書館は、60,000冊以上の貴重な古文書や写本を所蔵しており、学者や研究者にとって貴重な資料となっています。

世界遺産

カラウィン大学は、1981年にユネスコの世界遺産に登録されました。その歴史的・文化的価値から、多くの観光客が訪れる名所となっています。モロッコの文化遺産を体験する一環として、カラウィン大学を訪れることはおすすめです。

カラウィン大学の名物

また、カラウィン大学には名物があります。それは、教室の壁に掲示された革べらのことです。伝統的に、教師は学生に対して革べらを投げつけて叱り、教育を促すことで有名です。この風変わりな伝統が、カラウィン大学の特徴として知られています。

以上が、カラウィン大学に関する豆知識です。


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