1. ネット上の「ネットポスト」
テニスコートの中央に設置されているネットポストは、実際のネットよりも高く設定されています。これは、テニスボールがネットの上部に触れた場合でも、落下することを保証するためです。ネットポストがなければ、ボールがネット上に滞留してしまう可能性があります。
2. デュースとアド
テニスのスコア「デュース」の言葉の起源は、フランス語の「à deux de jeu」(2点でのゲーム)からきています。また、「アド」は「アドバンテージ」の略で、ゲームがデュースになった際に使われる言葉です。アドが発生すると、最初にポイントを取った選手に「40-40がゼロ」(40-40の状態から、一方の選手に有利な状態)といえるようになります。
3. グランドスラムのボール数
メジャーなテニストーナメントであるグランドスラムの試合では、通常のツアーイベントよりも多くのボールが使用されます。1試合で約70〜100個のボールが使用され、天候やコートの状態によって数が変わります。これは、プロの選手がパフォーマンスを妨げないようにするための配慮です。
4. ウィンブルドンの芝生の高さ
ウィンブルドン選手権は、テニスの試合が行われる唯一のグランドスラム大会で、芝のコートが使用されています。このコートの芝の高さは非常に特殊で、約8mmの高さに維持されています。その結果、テニスボールのバウンスは他のコート表面よりも低くなり、独特の戦略が求められます。
5. テニスボールの製造
テニスボールは、ゴムの芯にフェルトの外装が施されて作られています。フェルトには細かい繊維がたくさんあるため、球面に強いスピンをかけることができます。また、ボールの色も規定されており、主要な大会では黄色が使用されることが一般的です。
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