お茶の水の由来

お茶の水とは

お茶の水という言葉は、東京都千代田区にあるお茶の水女子大学の名前でも知られていますが、その由来は何でしょうか？

起源

実は、お茶の水という名前の由来は、江戸時代にさかのぼります。江戸時代、千代田区の現在の位置には神田川が流れていました。そして、お茶の水という名前の由来となる場所は、神田川の分岐点に位置していました。

江戸時代のころ、特に商人たちや旅人たちは、この川で水を汲むことが多かったのですが、神田川の水は濁っていることが多く、飲める水が少なかったのです。しかし、分岐点のお茶の水は、比較的キレイな水が取れたため、お茶の水は「美しい水」として知られるようになったのです。

学問の中心地へ

この美しい水が存在することから、江戸時代には多くの学問の道場がお茶の水周辺に集まりました。さらに、明治時代には旧制の教育機関であるお茶の水女子高等学校（現在のお茶の水女子大学）が設立され、学問の中心地として栄えるようになったのです。

おまけの豆知識

ちなみに、お茶の水という名前の水は、現在でも地下に湧き出ており、お茶の水公園として整備されています。また、お茶の水女子大学がある場所には、多くの大学が集まっており、「お茶の水学区」と呼ばれることもあります。

さらにさらに、お茶の水という名前は、学問の中心地としての歴史だけでなく、文化・芸術の分野においても有名です。東京のお茶の水は、日本舞踊の発祥地であり、伝統的な文化が根付いています。