猫のひげの本来の機能
猫の顔には、長く硬い毛髪である「ひげ」が生えています。これは実は、猫たちにとって非常に重要な機能を持っています。猫のひげは、周囲の状況を感じとるためのセンサーの役割を担っているのです。
猫たちは、狭い場所にもスムーズに入り込んだり、暗闇でもしっかりと物体を認識して動けたりするのは、ひげのおかげなのです。猫のひげは、鋭敏な触覚として、周囲の風や空気の流れを感じ取ることができます。
猫のひげの数と位置
猫のひげは、顔の他にも、前足の付け根にある2本のひげ(正式名称は「上唇髭」)もあります。そして、猫のひげの本数は、平均して約24本であることが知られています。
猫のひげは、細い順に並べられており、密集している部分もあれば2本だけ中途半端に生えているような場合もあります。一般的に、猫のひげの本数や位置には、猫種や個体差があるとされています。
ひげ抜きは猫にとって危険
猫のひげを見かけたため、手で抜いてしまうということは、とても危険な行為です。猫は、ひげを引きちぎられることで、状況や距離が上手く認識できなくなってしまいます。
そのため、動きが鈍くなり、平衡感覚を失ったり、ストレスを感じたりします。ひげを引き抜かれた状態で遊んでいると、怪我や転倒などの危険をはらんでいるのです。
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