マカロンの起源はイタリアではなくフランス？！

マカロンの起源

マカロンは、アーモンド・パウダー、砂糖、卵白を混ぜて焼いた洋菓子で、丸く二枚のクッキーにクリームなどを挟んだものが一般的です。

一般的には、マカロンが起源をもつのはイタリアであると言われています。イタリアのお菓子屋さんのアルチェステリ・ディ・ヴィルノーヴァが、16世紀に作り出したという説が一般的です。しかし、実はマカロンはフランスにルーツを持っているのです。

フランスに最初にマカロンが伝わったのは、マカロニやニンジンと言った野菜食品の輸出で有名なトゥールーズです。1730年代に、トゥールーズでマカロンが作られるようになり、以後フランス中で大流行するようになりました。

18世紀から19世紀にかけて、フランスではマカロンの発展が進み、レモンやピスタチオ、コーヒーなどのフレーバーが加えられ、パティシエたちによってさまざまなデザインが試されました。

また、マカロンは19世紀にやってきたイタリア人たちによって、イタリア語で「ミシュラン」（仕上げひとふり）と呼ばれたことから、フランスの自家製キャンディを指す言葉としても用いられるようになることになりました。

マカロンがイタリア発祥と思われがちですが、実はフランスに起源があります。フランスで広く流行するようになったマカロンは、18世紀から19世紀にかけて発展し、さまざまなフレーバーやデザインが試されるようになりました。