前置き
飛行機は20世紀初頭に発明されたと一般的には考えられていますが、実は、極めて古代から様々な形で飛行機のようなものが作られていました。今回は、その中でも最も古いとされるエジプトの木製の玩具のような「飛行機」についてご紹介します。
エジプトの紀元前3000年代の玩具
1920年代に、エジプトの王家の墓から、「双翼の鳥に似た」と形容される木製の玩具が発掘されました。この玩具の形状は、今でいう「グライダー」のようで、翼を広げることで空気の流れを利用して空中に浮揚する仕組みになっていました。
玩具の実験版として
このような玩具が作られていたのは、その当時から人々が「空を飛ぶ」という概念を持っていた事が伺えます。また、この玩具がどのように使われたかについても、様々な説がありますが、「飛行機の実験版として使われた」という説もあるそうです。
まとめ
飛行機という考え自体は極めて古代から存在しており、今回ご紹介したエジプトの木製の玩具もそのひとつです。また、発掘された玩具がどのように使われたかははっきりしていませんが、飛行機の実験に用いられたという説もあることから、人類が飛行機の発明を目指す上でどれだけ昔から夢見ていたかを考えると興味深いです。
コメントを残す