はじめに
絶滅危惧種とは、自然界において生き物の種や集団が、その生存状況の悪化により、生物多様性の保全上問題となっているものを指します。今回は、絶滅危惧種について詳しくご紹介します。
分類
絶滅危惧種は、国際的には「野生生物の保全に関する条約(CITES)」により3つのリストに分類されています。
1.ワシントン条約附属書Ⅰ
2.ワシントン条約附属書Ⅱ
3.ワシントン条約附属書Ⅲ
対象
絶滅危惧種の対象となるのは、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、昆虫など、多種多様な生き物です。代表的な例として、ジャイアントパンダやアフリカゾウ、オランウータン、日本のアマミノクロウサギなどが挙げられます。
原因
絶滅危惧種が増加する一方で、その原因はさまざまです。代表的なのは、森林伐採や開発、違法な狩猟・密猟、環境汚染、気候変動などです。また、侵略的な外来種の影響もあげられます。
保全
絶滅危惧種の保全には、生息地の保護・再生、繁殖・放流・再導入など、さまざまな取り組みが行われています。国内では、種の保存法に基づく絶滅危惧種の指定や、自然公園法の指定・登録が行われています。
まとめ
絶滅危惧種は、人類の生活にとって欠かせない生物多様性の維持にとって、非常に重要な存在です。その保全には、国民一丸となった取り組みが求められます。
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