月と地球の関係
月は地球と一緒に公転しているため、常に同じ面を地球に向けて回転しています。この現象を「同期回転」と言います。しかし、地球と月の回転速度には差があります。
月が遠ざかっていく理由
地球の自転は一日24時間で、一方、月の公転周期は約27.3日です。つまり、地球が一回転する間に月は約1度移動したことになります。しかし、地球の回転速度は少しずつ遅くなっており、1日に約0.002秒遅れています。一方で、月の公転速度は一定なため、地球の自転が遅くなるにつれて、月が地球から遠ざかっていくという運動をしています。
この現象は月の公転軌道が太陽の重力に引っ張られ、やや伸びていくことによってさらに進行していくとされています。
月が遠ざかる影響
月が遠ざかることで、潮汐現象も変わってきます。海面の起伏が大きくなり、高潮や低潮がより顕著になります。また、月の遠ざかりは地球の自転速度を遅くしていくため、地球自体の日の長さも長くなります。
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