海洋深層水の豆知識

海洋深層水の定義

海洋深層水とは、海底付近（地表から200メートル程度以下）に存在する水のことで、一般的な海水よりも低温で高密度、無色透明で塩分濃度が低いものを指します。

海洋深層水の原料としては、主にグリーンランドやアイスランドの氷河水が挙げられます。この氷河水は約1万年以上昔の降水が地下に溜まってできたもので、自然に濾過されたきれいな水となっています。

採取方法は、ウエイトをつけたホースを使って海底付近の深層水を引き上げる方法が一般的です。別の方法としては、深層水の湧出する場所に船を停泊させ、精密な機器を使って海底から水を採取する方法もあります。

海洋深層水には、免疫力向上、疲労回復、美肌効果、健康維持などの効能があると言われています。その理由としては、豊富なミネラル成分を含むこと、低温で無菌状態が保たれていることなどが挙げられます。

海洋深層水は、健康食品や化粧品、飲料水など、様々な商品として販売されています。また、最近では海洋深層水を使用したスポーツドリンクも登場しています。