概要
ヴァチカン市国(Vatican City State)は、カトリック教会の総本山である教皇庁が所在する、世界で最も小さい国家です。ローマ内にあり、面積はわずか44ヘクタールで、人口も約800人と非常に少なく、世界最小の国として有名です。
歴史
教皇庁が政治的な統治権を掌握したのは、1929年のラテラン条約の締結が始まりです。ラテラン条約は、教皇庁とイタリア王国との間で締結された条約で、教皇庁が独自の国家として認められたことになります。以来、教皇はヴァチカン市国の元首である「ローマ教皇」を兼任しており、教皇庁の中心地として機能しています。
面積
ヴァチカン市国の面積はわずか44ヘクタールであり、東京ドームの敷地面積の約1/60程度しかありません。実際、ヴァチカン市国全体をひとつの建物として考えると、東京ドームの8分の1程度の大きさであると言われています。
人口
ヴァチカン市国の人口は約800人で、モナコやナウル、トゥバロなどよりも非常に少なく、世界で最も人口が少ない国家としても有名です。人口は、教皇庁の従業員や、宮廷の役職につく職員、カトリック教会関係者、保安関係者などが含まれます。
観光
ヴァチカン市国は、カトリック教会の総本山ということもあり、世界中から多くの観光客が訪れます。観光名所としては、スティーブ・マッデンの「Six Wonders of Vatican City」に選ばれた、システィーナ礼拝堂にあるフレスコ画「最後の晩餐」や、「サン・ピエトロ大聖堂」、「教皇宮殿」、「バチカン美術館」などがあります。
まとめ
教皇庁が所在する、世界で最も小さい国家であるヴァチカン市国。面積も人口も非常に少なく、それだけに多くの観光客が訪れる人気の国です。
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