人の脳は毎秒数百万もの情報を処理している

脳が処理する情報量

人の脳は、目や耳から入ってくる情報を処理するだけでなく、身体感覚や嗅覚など、様々な情報を受け取っています。研究によると、脳は1秒間に100～1000兆もの情報を処理できるとされています。この情報量は、およそ6,000～60,000のカタシロキシバチが同時に活動する量に相当します。

脳は情報をフィルターしている

しかし、脳は全ての情報を処理するわけではありません。脳は、あらかじめフィルターをかけることで、不必要な情報を省いています。例えば、背後にある風景がブレていると、脳はそれを無視して、手元のものに集中するようにフィルターをかけます。

意識している情報は一度に数個まで

また、脳が意識している情報は、一度に数個までです。脳は、情報を瞬時に切り替えることはできますが、同時に意識している情報は限られています。例えば「鉛筆を持って紙に書く」という動作は、実際には複数のプロセスが同時に行われていますが、脳はそれを一つの行動として理解しています。