ガマ口の起源

ガマ口とは?

ガマ口とは、茶器の湯呑みに蓋をするための金属製の小さな蓋のことです。通常、茶道具として使用されます。

起源は?

ガマ口の起源には諸説ありますが、最も有力な説は、江戸時代に大阪で「喉仏(むき)」と呼ばれる地区で、茶人たちが湯呑みに蓋をする際に利用した、海老の頭のような形状のものから始まったと言われています。

江戸時代には、蝶のような形状の「鈴口」というガマ口もありましたが、現代ではほとんど使われていません。

意外な使い方

茶道の世界では、ガマ口は一般的に湯呑みに蓋をするために使われますが、実は他にも使い方があります。

例えば、茶碗の中に英字新聞紙を敷いた上に輪切りにしたカボチャを盛り付け、その保存具としてガマ口を使用する「カボチャ茶碗(かぼちゃちゃわん)」という独特な茶器もあります。

また、最近ではガマ口をペットボトルの蓋にすることが流行しています。

さらに、近年では日本酒にもガマ口が使われるようになりました。ガマ口を利用することにより、酒の風味を逃がさずに保存することができます。


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