「百ます計算」に隠された暗号とは?

豆知識

「百ます計算」とは、江戸時代に考案された算盤を使った演算法の一つであり、長い列を作ってその先頭に0~9の数字を順番に加えながら和を求め、最後にその合計を10で割った余りを引くという計算方法である。

雑学

しかし、実は「百ます計算」には、文字を数字に置き換えた暗号が隠されていると言われています。例えば、「鳩」を「7」、「燕」を「9」とすると、次のような計算式ができます。

「燕」「鳩」「鳶」「鶯」「蝙」「狼」の合計は?
→9+7+7+2+3+8=36
最後に10で割った余りを引くと、36-6=30

このように、文字を数字に置き換えた暗号を使うことで、江戸時代の人々は暗号通信をすることができたのです。

参考文献

・渡辺克己『日本の暗号史』日本評論社, 1991.


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