日本の4つの象徴(菊・桐・日の丸・君が代)について

菊について

日本国の国花である菊は、古くから日本の象徴として親しまれてきました。しかし、創始期にあたる時代では、まだ菊が国花と認められていませんでした。

実は、菊が初めて国花になるきっかけになったのは、江戸時代初期に徳川家康が菊の育成を促したことです。その後、江戸時代中期になると、庶民の中にも菊の栽培が広がり、自宅で育てる菊に詳しくなる人も現れました。

そして明治時代に入り、政府が国花として菊を正式に認定しました。以来、日本国の象徴として親しまれています。

桐について

日本国の国章に描かれている桐は、中国から伝来したものです。昔から桐の木は長く生きる樹であり、また堅固でありながら美しい木材として重宝されていました。

日本では、桐を国章に使うことで、長く根付き、強く美しい国家への願いを表現していると言われています。また、桐は葉が二つに分かれる形状から、日本という国土に広がる南北二つの島をイメージさせるとも言われています。

日の丸について

日本国の国旗である日の丸は、白い背景に赤い円が描かれています。白い背景は、平和と清潔を表現すると同時に、他国との区別もしやすいという利点があります。

一方、赤い円は太陽を表しています。太陽というのは、古来より日本人にとって重要なものとされ、農耕民族として太陽の力を感謝していたと言われています。また、太陽は宇宙の中心であり、この世界を照らし出すという意味も持っています。

君が代について

国歌である君が代は、日本国の象徴の一つとしても知られています。現在の”君が代”は、日本国憲法公布以前の天皇制や帝国主義政策に関連する歌詞が省かれ、純粋に国民の祝祷を表現する歌詞に改められています。

“君が代”は、もともとは巻物を開いた状態の物を指す「臣籍に附属する者」の意味があります。つまり、この言葉は天皇の臣下である日本人全員を象徴する言葉として使われてきました。

以上が、日本の4つの象徴についての豆知識でした。


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