種の保存活動として孤島での飼育
パンダは中国を代表する希少な動物のひとつで、萌える容姿から世界中で愛されています。しかし、その一方で野生個体は種の絶滅が危惧されており、現在は種の保存活動が盛んに行われています。
そこで、パンダを孤島に住まわせることが試みられています。孤島というのは、一定の面積のある島や地域に生息する生物を人工的に調整することで、生物多様性を保護する手法です。パンダを孤島で飼育することによって、野生個体が人為的な影響によって命を落とすリスクを最小限に抑えることができます。
実際に孤島で飼育されているパンダたち
孤島として利用されている場所のひとつが、中国の成都市にある「卧龍島」です。2010年からパンダ17頭が卧龍島で飼育されており、繁殖にも成功しています。また、卧龍島はパンダ以外にも雲豹や金丝猴などの絶滅危惧種を飼育しており、多種類多様性を持った自然を再生・保全しています。
他にも、中国全土には多くの孤島が存在しており、様々な動物が飼育されています。
まとめ
パンダを孤島で飼育することが一般的になりつつあります。野生個体の命を守るため、また多種多様な生態系を復活させるために、現代の保護活動にとって重要な役割を果たしています。
参考文献
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