紙幣の作り方について

紙幣は木材から?

紙幣は実は、木材から作られています。日本円札の場合、適量のヒバ、トウヒ、ツガ、そしていちぢくの枝葉などを混ぜて、製紙工場でペースト状になるまで煮て、平らになるように加工します。その後、印刷所で筆記体と活字体の組み合わせによって印刷されます。

世界最大の紙幣は?

現在一般に流通している世界最大の紙幣は、ジンバブエの100兆ジンバブエドルです。ところが、2009年に発行されたものであり、インフレーションが進んだことによって、その価値はおよそ40円になってしまいました。この紙幣は、交通機関の費用や日常品の値段を決める際にも使われたといわれています。

紙幣に描かれた人物、前代未聞の女性

アメリカの紙幣には、歴史に名を残す人物が選ばれることが一般的ですが、女性は例外的に選ばれることがありませんでした。ところが、2016年に国費を賄うのに欠かせない国庫券の背面に、初めて歴史に名を残す女性としてハリエット・チューブマンが描かれました。彼女は、奴隷制度撤廃運動家として知られ、19世紀には南部各地での奴隷からの逃走を支援したことで有名でした。

紙幣は様々な歴史的、文化的要素が詰まっています。その一方で、日々の生活でお金を使う機会が減っているわけではありません。紙幣には注意深く扱って、もうしばらく安心して使い続けたいと思うものです。


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