世界で一番小さな国はどこ？

概要

世界には大小様々な国がありますが、中にはとても小さな国も存在します。今回は、その中でも最も小さな国についてご紹介します。

世界で一番小さな国は

バチカン市国です。面積はわずか0.44 km²で、世界でもっとも小さな独立国家です。バチカン市国は、ローマ教皇庁が統治する国であり、イタリアの首都ローマ内に位置しています。

バチカン市国の歴史

バチカン市国は、1929年にローマ教皇庁とイタリア王国との間で締結されたラテラノ条約によって成立しました。それまで、教皇庁はローマ市内にあったが、1870年のイタリア統一によって、教皇領が解体され、教皇庁は立憲君主制イタリアの存在するローマ市内に残ることになりました。しかし、教皇庁とイタリア王国との関係は悪化し、教皇庁による独立を求める署名運動も行われました。その結果、1929年に締結されたラテラノ条約によって、バチカン市国が成立することになったのです。

バチカン市国の人口

バチカン市国の人口は、約800人です。このうち、半数以上が教皇庁に勤務する聖職者で占められています。そのため、実質的には教皇庁がバチカン市国を統治していると言えます。

バチカン市国の主な観光名所

バチカン市国には、世界的に有名な観光名所があります。その中でも代表的なものは、以下の3つです。

① サン・ピエトロ大聖堂

サン・ピエトロ大聖堂は、世界最大のキリスト教会であり、バチカン市国のシンボル的な存在です。16世紀に建設されたこの大聖堂は、ピエトロ広場に面しています。

② システィーナ礼拝堂

システィーナ礼拝堂は、世界的に有名な天井画があることで知られています。16世紀にミケランジェロによって描かれた「最後の審判」など、美しい絵画が数多く展示されています。

③ ヴァティカン美術館

ヴァティカン美術館は、世界中から集められた美術品を展示する博物館です。収蔵品は、古代エジプトの美術品からレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画まで、多岐にわたります。

まとめ

世界で一番小さな国は、バチカン市国であることがわかりました。その小さな国には、世界的に有名な観光名所が数多くあります。一度、バチカン市国に訪れて、その小さな国の歴史と文化を感じてみてはいかがでしょうか。