たかがご飯、されどご飯

日本人にとってご飯は欠かせない存在

日本人にとって、ご飯は欠かせない存在です。日本料理には欠かせない、白い粘り気のあるご飯は、そのままでも十分に美味しいですが、様々な調理法でアレンジされた料理の中にも、ご飯を使ったものがたくさんあります。

どこで食べるかで味が変わる？

それだけ日本人にとって、ご飯とは特別な存在であると言えます。そして、何といっても、ご飯をどこで食べるかで、その味わいは変わってきます。ご家庭で食べるご飯と、お寿司屋さんで食べるご飯では、味わいが違います。同じように、普段は意識しないかもしれませんが、机の高さや座る角度、食器の種類や形状、箸の長さなど、細かなところが全て味に影響を与えています。

歴史に残るご飯のエピソード

日本の歴史には、数々のご飯にまつわるエピソードが残されています。中でも有名なものとして、武士たちが信長に仕えるようになってから、緊張と不安の中で食べたという「信長御膳」があります。また、戦国時代に大阪城を築城した豊臣秀吉は、城の完成後、本来の目的は忘れ去ったと言われる「お好み焼き」という料理を庶民に広く普及させました。現在広く知られているお好み焼きの基本的な材料には、ご飯粉が入っています。

おわりに

ご飯は、日本人の食生活に欠かせないものです。ただ食べるだけでなく、どこで、どんな風に、誰と、食べるかによって、その味わいや、感じ方も変わってくるという、繊細で特別な存在です。また、歴史にも多く残されており、食文化を通じて、私たちは先人たちと繋がっているのだと感じられます。