バチカン市国とは
バチカン市国は、イタリアの首都ローマ市内に位置する世界最小の国家です。敷地面積は約44ヘクタールと、日本の1.5倍程度の広さしかありません。その中心には、カトリック教会の最高権力者である教皇庁と、世界最大のカトリック教会の聖ピエトロ大聖堂をはじめとする多くの歴史的建造物があります。これらの建造物は、1984年にユネスコの世界遺産に登録されています。
バチカン市国の人口
バチカン市国には、永住者を含めて約800人ほどが居住しています。このうち、約450人はレジデンス(教皇の宮殿)に住んでいる聖職者や役員です。残りの350人は、庭園や美術館などで働く従業員や、市内の教会に近い建物に住む市民です。特に市民の数は少なく、彼らは教皇によって手厚く保護されています。
バチカン市国の通貨と言語
バチカン市国の通貨はユーロです。ただし、レジデンス内では市民も含めて特別なサービスが提供されるため、通貨としてのユーロを使用することはほとんどありません。また、バチカン市国での公用語はイタリア語ですが、日常的にはラテン語も使用されます。これは、聖職者が使用することが多い言語であり、バチカン市国がカトリック教会の中心であることを示しています。
まとめ
バチカン市国は、教皇庁と聖ピエトロ大聖堂を中心に建設された世界最小の国家です。約800人ほどの住人が暮らしており、公用語はイタリア語とラテン語です。また、バチカン市国はユーロを通貨として使用しています。
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