ペンギンは北半球に生息しているイメージがあるが、実は南半球にも生息している。

南極だけでなく南半球にもいる

一般的に、ペンギンは南極周辺に生息しているイメージがあるかもしれないが、実は南半球にも生息している。例えば、南アフリカやオーストラリアにもペンギンがいる。

「陸生」と「海生」のペンギンがいる

ペンギンには「陸生」の種と「海生」の種がいる。陸生のペンギンは陸地で生活し、海水に入ることはあまりない。一方、海生のペンギンはほとんどの時間を海で過ごし、陸地での行動はほとんどない。南極では、エンペラーペンギンやアデリーペンギンなどの陸生種が、マカロニーペンギンやフンボルトペンギンなどの海生種が生息している。

繁殖期にはペンギン同士が「プロポーズ」する

ペンギンが繁殖期に入ると、ペンギン同士が「プロポーズ」をすることがある。オスのペンギンがメスに小石を差し出すという行動はよく知られているが、実はメスのペンギンがオスのペンギンに餌を差し出すこともある。このような行動は、ペンギンの繁殖期に繰り広げられるサバイバルの一環であると言われている。

ペンギンの胸には「横縞」がある

ペンギンの胸に見られる「白」と「黒」の「横縞」は、ペンギン同士の縄張り争いに関係していると考えられている。この模様は、ペンギン同士が争っている姿を相手に警告するときに、威嚇のシグナルとして使われると言われている。また、この模様はペンギンの種類によって見た目や分布が異なるので、種類識別のためにも使われている。

参考文献：National Geographic