世界最古の動物は何か?

答えは海綿動物

「動物の起源」と呼ばれる約5億年前の地質時代、地球上に最初に出現した生物群は「原生生物(原始生物)」でした。そのうち、後に動物として進化したのが、珊瑚や海綿、クラゲなど、多細胞生物の一部でした。それ以前の生物は、単細胞生物(原生生物)が主体でした。

海綿動物の特徴

海綿動物は、愛知県の伊良湖岬周辺など、世界各地の海に生息しています。海に浮かぶプランクトンをフィルターしたり、周囲の海底にとりつく細胞が連携することで蠕動運動を行ったりと、非常に特殊な構造を持っています。しかし、口や消化器官を持たず、その形状から骨格、筋肉も持ちません。そのため、多細胞生物であるにもかかわらず、糖質やアミノ酸などの単細胞生物とほぼ同じ形でできた細胞からなることが特徴です。

注意点

ただし、最古の動物とは言っても、今もなお約95%が海中に住むとされる原生生物も動物に分類されます。そのため、最古の動物とはいえ、海綿動物が唯一の動物ではありません。しかし、彼らが地球上で最初に動物の進化を始めたことは、大きな意義を持っていることは確かです。


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