日本には“町議”という選挙制度がある

町議とは？

日本の地方自治体において、市区町村の議会の議員を選ぶ選挙の中で、町内を選挙区として選ばれる議員のことを“町議”と呼びます。

町議の選挙制度

一般的に、都市部の大きな市では、選挙区が複数あり、それぞれで複数の候補者が立候補します。

しかし、町議の選挙では、町内を一つの選挙区として、候補者が1人しか立候補しないことが多いようです。

そして、町の中に複数の地区がある場合でも、地区ごとに選挙区を分けて選挙しているわけではなく、町全体で1つの選挙区として選挙が行われます。

町議制度のメリット

町議制度は、大都市と比べると人口が少ない町や村でも、多くの人が市議や県議に比べ親しみを感じやすい候補者を選ぶことができるため、政治に参加しやすくなります。

また、町議の選挙は、地域の住民が直接、町政に関わることができる点が大きなメリットとされています。

まとめ

日本の地方自治体で行われる“町議”という選挙制度について説明しました。

候補者が1人しか立候補しないことや、町全体が1つの選挙区として選挙が行われることが特徴的です。

町議制度は、地域住民の参加しやすい、地域に密着した政治運営をすることができる点がメリットとされています。