なぜ同じ植物なのに別々のものとして扱われているの?
「きゅうり」と「山芋」は、実は同じ植物の異なる部位から生えています。つまり、「きゅうり」は植物の茎から、「山芋」は植物の根茎(根っこの部分)から生えていることになります。
しかし、世間ではこの二つの野菜は全く別々のものとして扱われています。実際、形状や利用方法も全く違っていますよね。なぜでしょうか。
歴史的な背景
実は、この二つの野菜が別々のものとして扱われるようになったのは、江戸時代からの歴史的な背景があるようです。
江戸時代には、水不足が深刻な問題となっていました。そこで、野菜作りにおいて「節水」が重要なキーワードとなりました。
そんな中、茎から生える「きゅうり」は水を多く使わなくても育ちやすく、また保存もしやすい野菜でした。一方、根茎から生える「山芋」は水を多く必要とするため、管理が難しく節水の観点からは不利とされていました。
そのため、「節水」が求められる時代背景の中で、「きゅうり」と「山芋」が明確に分けられるようになったのだと言われています。
まとめ
「きゅうり」と「山芋」は、同じ植物の異なる部位から生える野菜です。江戸時代からの歴史的な背景により、別々のものとして扱われるようになったのです。水不足に悩まされる現代においても、節水が求められることから、きゅうりは人気があることが予想されます。
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