カール・バルトにまつわる豆知識

バルトとは誰か？

カール・バルト(Karl Barth)とは、スイス生まれのプロテスタント神学者です。彼は「神の言葉こそが聖書であり、聖書こそが神の言葉である」という見解を持ち、この考えはバルト神学と呼ばれるようになりました。

バルトが書いた著作

バルト神学は広く知られるようになり、彼の著作も多く出版されました。代表的なものに、「教会の教義について(Augustana)」や「続・教会の教義について」、「ローマ書(Romans)」、「キリスト教教義法文書集(Dogmatik im Grundriss)」があります。

バルトの思想に影響を受けた人々

バルト神学は、20世紀のプロテスタント神学に大きな影響を与えました。また、バルト自身が他の哲学者や神学者の考え方に影響を受けていたことも知られています。彼の思想に影響を受けた人々としては、ユルゲン・モルトマン(Jürgen Moltmann)やパウロ・フレイレ(Paulo Freire)などがいます。

バルトの宗教観

バルトの宗教観は、「神を信じることは、神を知ることを意味する」というものです。彼は「神を知ることは不可能だが、神を信じることは信じることによって知られる」と信じていました。また、バルトは、キリスト教は救い主キリストによって成り立っていると考えていました。