日本の「ご飯を炊く」という表現の由来

豆知識

日本語において、ご飯を炊くという表現は浸透しており、誰でも理解する表現の1つです。しかし、実はこの表現には何かしらの由来があるのをご存知でしょうか?

由来

実は「ご飯を炊く」という表現は、鎌倉時代に書かれた「土佐日記」に登場する言葉から来ています。土佐日記は、清少納言という貴族の女性が自分の日々の思いを記した日記で、広く読まれるようになったことから「日記物」として日本の文学史に名を残すことになりました。

そこで、例えば2月4日の登場人物である泉宮大夫が「籬の中にて、六铢のかぶきを炊かさしめ給ひたまふ」という文言があります。これが「ご飯を炊く」という表現の初出とされています。

このときの「炊かさしめ給ひたまふ」という文言の意味は、「飯を炊かせてくださいませ」という敬語表現になります。また、「大夫」という地位が高いため、「大夫は六文銭のご飯を炊いてもらいました」とも解釈することができます。

まとめ

日本語に欠かせない表現である「ご飯を炊く」の語源について、清少納言の「土佐日記」に登場する文言が初出と言われていることが分かりました。ご飯を炊くという表現は、日常的に使う日本語の中でも古くから定着していた表現であることがわかりました。


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