「1円玉」にまつわる豆知識・雑学

1円玉は実は最も高価な硬貨！？

1円玉の表面には皇太子徳仁さまの肖像が、裏面には、稲穂と「1円」の文字、そして「平成」の文字が刻印されていますが、この小さな硬貨には意外なチカラがあるのです。

実は、1円玉は1枚あたりのメーカー生産コストが5円弱となっており、他の硬貨と比較しても最も高価な硬貨なのです。

1円玉には、裏面に「D」という文字が刻まれたものが稀に存在します。これは、昭和43年から昭和56年までの間に発行された1円玉にのみ存在するもので、発行枚数が少なかったことから、貴重なコレクターズアイテムとなっています。

1円玉には穴があいているように見えますが、実は穴はありません。ただ、周囲のデザインが丸く囲まれているため、その内側が凸になっているため、穴があいているように見えるのです。

1円玉の裏面には、稲穂の下に小さな「禁止マーク」があります。これは、かつて昭和30年代に、政府が「物価の安定化」のため、1円硬貨を非公式に「流通禁止」にしようとした際、その禁止マークを刻印したものであると言われています。