新婚夫婦が飾る「御幣(おんぺい)」の由来と意味

御幣とは

御幣(おんぺい)とは、新婚夫婦が神社に奉納する飾り物のことで、神様からの祝福を受け取るために飾られます。御幣は、和紙を2枚重ねたものに紙製の飾り物を結んだもので、神社によっては、一般的な御幣の他に、海老や鮮魚などの食材を使用した「御料」という形式のものが奉納されます。

御幣の由来

御幣は、日本の古来からの信仰の象徴である御神体を表すと言われています。古代から神社に奉納される品々には、「御幣」「幣帛(へいはく)」がありました。現在の御幣は、幣帛の一種とされています。

御幣の意味

御幣には、二つの重要な意味が込められています。

1. 魔除けとしての意味

御幣には、清められた紙が使われます。この紙は、悪いものを取り除くという力を持っており、魔よけの効果があるとされています。御幣を神社に奉納することで、新婚夫婦は魔よけや厄除けの力を神様から受け取ることができるのです。

2. 結婚生活の幸せを祈る意味

御幣は、「結び合い」という意味が込められています。御幣を奉納することで、新婚夫婦は永遠に結ばれることを祈ると同時に、結婚生活の幸せを願います。また、御幣には金、銀、銅などの色が使われることがあり、これは夫婦の結婚生活に、財産や豊かさが訪れるようにという願いを表しています。


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