人間の舌には味覚以外にも役割がある

味覚以外にも聴覚にかかわる

人間の舌は味覚以外にも、聴覚にかかわる役割があります。実は、舌にある細胞が音波を感知することができるのです。この舌の音感覚は、人間の音楽の聴き取りに欠かせないものであることがわかっています。

舌には、食べ物を噛む際に傷ついたり、口内炎などができた場合に、自己治癒する能力があります。舌の細胞は、非常に活性化しやすく、驚くほど速い速度で治癒することができます。

舌の形は、人によって異なります。形が個人差があるため、血液型や指紋などと同様に、身元確認に使用することができます。また、舌の形が顔の形に影響を与えることがわかっています。

舌は、口の中で最も強い筋肉です。それ故に、舌で物を噛み砕くことができます。また、話す際にも、舌が動きを司っているのです。

舌には、甘味、酸味、塩味、苦味の4つの味覚を感知する部位があります。この味覚は、舌にある細胞に刺激を与えることで感知するのです。なお、舌には、苦味が強く感じられるエリアがあるため、苦味が独特な食品（例：コーヒー、ビール）を飲んだ際には、このエリアが刺激を受け、より強く感じられるのです。