日本で初めて植民地支配を行った国はポルトガル

豆知識

日本の歴史的な節目となっている、鎌倉時代から戦国時代にかけての時期は、幕府が江戸時代になるまで長期間にわたって続いています。この時期にあたる頃、日本とに対して植民地支配を行った国はありますか?実は、日本で初めて植民地支配を行った国はポルトガルでした。

詳細

ポルトガルが日本に植民地支配を行ったのは、16世紀後半のことです。当時、ポルトガルはアジアで海上貿易を展開しており、インド、中国、アフリカ、南アメリカなどに植民地支配を広げていました。

日本には、1543年にポルトガル人がやってきました。当時、ポルトガルは中国と日本をつなぐ貿易路を求めており、九州・鹿児島に上陸したのです。ポルトガル人によって、マッチロック銃やカトリック教会がもたらされるなど、当時の日本社会に多大な影響を与えました。

そして、1550年代には、ポルトガル人が日本の南方、長崎へ進出し、そこを拠点として貿易を行うようになりました。長崎において、ポルトガル人は一定の支配力を持ち、日本人の妻を持ったポルトガル人も多く存在しました。

しかし、植民地支配が広がることはありませんでした。豊臣秀吉が朝鮮出兵を行った際には、ポルトガル人も朝鮮に支援を送ったため、その後は幕府によるポルトガル人の統制が強化され、植民地支配は事実上なくなっていきました。

まとめ

日本で初めて植民地支配を行った国はポルトガルでした。長崎を拠点にして、一定の支配力を持ちましたが、植民地支配は幕府によって統制され、事実上なくなりました。ポルトガル人がもたらした影響は大きく、当時の日本に多大な影響を与えたと言えます。


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