知ってる?化学元素の発見者が名前に残した意外な由来

1. アインシュタイン(Einstein)が発見したとされる元素「アインスタイニウム」

1944年にアメリカの科学者たちによって初めて合成された人工元素「アインスタイニウム」は、物理学者アルベルト・アインシュタインにちなんで名づけられました。しかし、アインシュタイン自身は元素の研究を行っていなかったため、彼自身が発見した元素ではありません。

2. 化学者の娘から名前が由来した元素「ルビジウム(Rubidium)」

ルビジウムは1861年にロシアの化学者ガスパール・キルヒホフとロベルト・ブンゼンによって発見されました。この元素の名前は、化学者キルヒホフの娘の名前「ルビーナ(Rubina)」にちなんでつけられました。

3. 発見地に因んだ名前の元素「ガリウム(Gallium)」

1875年にフランスの化学者ポール・エミール・レコンテ・ド・リールによって発見された元素「ガリウム」は、発見地のフランス語名「Gallia(ガリア)」にちなんで名づけられました。この元素は地球上に希少であり、主にアルミニウムと銀の生産過程で副産物として得られます。

4. 希土類元素の発見者から名前が由来する元素「ユウロピウム(Europium)」

1901年にフランスの化学者ウジェーヌ・アントワーヌ・デメルクスによって発見された希土類元素「ユウロピウム」は、発見者が自国であるヨーロッパにちなんで名づけられました。この元素は、発見当時のテレビ画面の発光材料として広く使われていました。

5. 化学者の意外な愛称から名付けられた元素「ルテニウム(Ruthenium)」

1844年にロシアの化学者カール・カラーによって発見された元素「ルテニウム」は、カラーの愛称「ルート(Ruth)」にちなんで名づけられました。カラーはルテニウムの他にも、ロシアの化学者メンデレーエフが発見した元素「リン」の論文を褒め称え、その後二人は友好的な関係を築きました。


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